今日のテーマは
「世代間連鎖について」

以下は私の人生で例を挙げておりますので、興味のない人はスッ飛ばして下さい

私の父は、とある専門職で独立しておりました

歳の離れた兄たちが小さな頃は、父も会社員だったのですが
私が丁度生まれた頃に国家資格を得て、独立という形になったのです

父にとって会社員当時は、相当(胸糞悪いほど)我慢を強いられたらしく
会社員なんかになるもんじゃない!
みたいな事を、私が乳幼児の頃から口にしていたらしいのです

そんな環境の中で育ったものですから
私の意識の中に、やはり植え込まれてしまっているのですね

「会社員なんかになるもんじゃない」
これがね…

案の定、私は立派な会社員をやった事がないですもんね

ところが、兄たち2人は父の会社員姿を見て育ったせいか
会社員に対し、全く抵抗がない訳なんですよ

不思議なものですね
兄弟の生まれる順番で、こうも運命が変わってくる

一番上の兄なんて、安定も安定な職業で
不安定要素をもった私の職業とは、どえらい違いですよ

この子はこういう気性や運命を持っているから
モデルとして、父親が独立し始めた頃にそばでやり方を見させてやろうといった
神様の采配のような気がしてならず

きっと、生まれる順番も、このように計画されているのだろうと感じてならないです

ですから、兄たちは父の人生前半
私は父の人生後半からの思想を受け継いでしまったという事なんですよね
父の意識が、世代間連鎖してきているという訳なんです

私は父が嫌いで育ってきたはずなのに
父の人生を、特に!兄弟の誰よりもたどってしまっているのです
嫌いなはずなのに、おかしな話でしょ?

人間は人生前半の出来事を後半で追体験しているという事を、かのユングも言っておりますが

確かに、自分の人生前半の中で起った出来事
中でも、強烈に意識している過去の出来事が
形を変えて人生後半でやって来ているな、と感じます

例えて言うならば
教育実習にも行っていますし、中高生に対し楽器のレッスンもしていたし
更には、母が家で公文式の塾を開いていたのを鮮明に覚えておりますので

やはり、教えるという事を得意としており
今現在も形は変わりましたが、そういった事に足を踏み入れ始めているのも事実です

同じ環境内におりますから
当然ですが、母からの意識もこのように世代間連鎖しておりますね

更に、うちは祖父の代まで
江戸時代には武士の階級を与えられた、由緒正しき神主の家柄でしたから
世代間連鎖という意味では、この事実も今の私にとても影響を与えているのです

人生は、こういった先祖から受け継ぐ意識や
刷り込まれている記憶をたどる旅なのかもしれないなと感じます

父の後を追うように体験して
父の気持ちを理解しろ、って事なんでしょうね

嫌いな父ではありますが
独立していたのを当たり前として見ていたせいか
普通に一人で始める事に、何の抵抗もなかった訳なんです
おかげで、私はおそらく会社員の両親を持つ人より、この面では有利になったんですよね

安定志向の会社員の父(母)を持つ人は
どうやって独立していいのか分からない
自信がない
両親が安定した職業にしろとうるさい

とか口にしますから

ああ、やはりそういう思考なのか
その思考を覆していく事って、相当なエネルギー使うよね

しかも、両親の無意識からの応援は
子供にとって爆発的なパワーを引き起こしたりしますから
それがないのはちょっときついよね、と感じます

特に何も言われないが
両親の無意識からの反対も感じて、いまいち力を発揮できない
なんて事が起りやすいのも事実です

私は父を嫌いと思っていたけれど
独立においては、身近で父という臨床モデルがおりましたから
これは、やはり感謝なのかな?
とも思うので

こんな風に
父の感情を受け入れてみるか、と少し考え始める時が来るなんて
自分でも、正直驚きなんですよ…

このように、嫌いな相手の人生や感情ほどこちらに連鎖してきますが
きっと、その人の人生を体験しなければならないシステムになっているのでしょう

嫌いな相手の気持ちを充分に学んで
その中で自分に対するどんな愛が隠されていたかを知るまでは、こっちの世界に帰って来るな!
と、神様が言っている気がしてならないです

神様は、相当難しいシステムを人間に組み込んできましたよね…