感情を押し殺して
生きてきた人の中には
歌や楽器
絵や文章、お芝居というツールを通して
自分の心を表現する人も
大勢います
こんばんは
Bright Moon 松崎有里です
私は若い頃
当時、楽器と
真剣に向き合ってきた人間なので
うちのサロンには
表現者のクライアントさんが
やたらと多く見えられます
私には、表現をする側の気持ちが
少なからずとも分かるから
選んで下さるのでしょう
先日、幼少期に
失声症になってしまったという
クライアントさんと、ご縁がありました
言葉が出せないその方の
感情解放の手段が
バイオリンだったわけです
楽器に向かっていると
そりゃ、人生
山あり谷ありですから
様々な問題が起こってきます
私はトロンボーンだったので
山あり谷ありのその時は
過呼吸が発生していました
吹くことがしんどくて
辞めてしまいたい気持ちが
過呼吸を発症させ
それが辞める理由になり得るからこそ
起こるわけです
バイオリンの方もおっしゃっておりました
演奏がしんどいと感じていた時期
指が鉛のように重たくて
動かなくなってしまった、と
演奏者に体の支障は
心打ちのめされる位のものですが
それでも、バイオリンを辞めずに
続けてきたのは
「楽器を辞めてしまうことは
私にとって
言葉を失ってしまうことだ」 と
クライアントさんは
おっしゃっていました
この方の音には
幼少期のころの思いが
込められているのです
失声症は
ショッキングな出来事を体験した時に
起こるものです
自分の身に起こっていることを
言いたくても言えない
言ったとしても
体験したことのない他者に
自分の気持ちを話したところで
理解などしてもらえず
むしろ、アドバイスのつもりなのでしょうが
その人独自の目線のものを
言われたところで
的外れなことを言われるのがおちで
それが、しんどくて耐えられない
だったら
もう、誰にも口を開かなければ
こんなに楽なことはない、と
小さかった当時
言葉を発するのを
止めてしまったようです
そこから、バイオリンで
自分の気持ちを表現することで
救われてきた
だから、生涯
演奏を辞めることはない、と
おっしゃっていました

幼少期のつらかった経験が
バイオリンにのめり込んでいくこととなり
その道の匠へと導かれたのも
皮肉な話ですが
しかし、それが
今やかけがえのない才能となって
素晴らしい音色を
聴衆に届けているのですから
音色には、その人そのものが
まるごと現れてきますからね
心が揺さぶられるような
そんな音色なんでしょうね、きっと


